6月6日 ナクウォ・ナド・ノテション
ナクウォ・ナド・ノテション。
ラファウさんが生まれ育った場所。バスに揺られ30分あまり、ナクウォの町が近づいてきました。
中学校近くに、ブレハッチ一家が待っていてくれました。
街は寒かった時期とくらべ、緑が溢れ、おおらかで、開放的な空気。
(中学校を訪問)
(体育館での、ラファウさん♪)
バスの運転手のイェジさんも、気がつくと私たちの輪の中で、ジーっと、ラファウさんのピアノに耳を傾けていました。
日焼けした顔、その口元が幸せそうにゆるんでいます。
大きなホールで、何千人もの人に感動を与えてくれるラファウさんは
小さな部屋に集う、ひとりひとりの心も
あたたかくしてくれるんですね。
ナクウォの街の方隅
道には乳母車を押すママの姿
ラジオから流れる、ロック・ミュージック
車のエンジンの音
洗濯物が風にたなびく
そのなかに自然に、すんなり交じり合う、ブレハッチのピアノの音色。
彼の演奏は、息をしている
血がかよっている
そんなふうに、なんとなくそんなふうに、感じました。
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